リコール隠しは本当か?三菱ふそう

三菱自動車は華々しいWRCという世界で一気に上り詰めた自動車メーカーですが、三菱グループの大型車専門自動車メーカーである三菱ふそうのリコール隠しの影響によって一気に経営規模を縮小することになりました。

 

三菱ふそうが行ったといわれているリコール隠しは、タイヤをハブに取り付けるためのハブボルトに強度がなく、タイヤをつけたり外したりするうちに折れやすくなり、走っているうちにタイヤが外れる危険性があるのを知りながら何の対処もしなかったという事で、裁判でもそういう結果に落ち着いたことになっています。

 

しかし、三菱の内部やディーラーなどにはそういった事実はおかしいという意見が持ち上がっているそうです。

 

その根拠はハブボルトが折れた事実のある車両のすべてが正規のディーラーで整備を受けているのではなく、運送会社などの自社整備工場で行われているという事です。

 

ある整備士がいうにはハブボルトは繰り返し適正トルク以上の力でボルトを締めるとどんな車でも意外と簡単にねじ切ってしまうそうです。

 

事実、正規ディーラーの整備工場ではタイヤの取り外しの時に最後に必ずトルクレンチを使って適正トルクで締めるので、ハブボルトの強度を損ねることはなく、当然ねじ切ったことはない言います。

 

しかし、今回のハブボルトの欠損を訴える車両は全てトルクレンチを使わずに力いっぱい占めていたという事がわかっているそうなのです。

 

規定トルク以上の力で締めれば、どんなにハブボルトを丈夫にしても事故は起きたはずなのです。

 

確かに素人整備士によって規定トルク以上の力で締めただけでハブボルトの強度が損なわれるぐらいの強度しかなかったというのは反省に値することだとは思いますが、整備の仕方にも大きな問題があったのではないのかと思われます。


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