主流 4WD

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主流となっている生活4WD

今や4WDというと古典的なパートタイム4WDよりもフルタイム4WDのほうが主流となっていますが、そのフルタイム4WDにも制御方法によって全く違う4WDシステムが存在しています。
1つは生活4WDいわれるもので、日常で雪道を走ることがあったり週末だけ雪道を走ることがあるという場合によく用いられるものです。

 

基本的な構造は通常のフルタイム4WDと同じなのですが、最近主流となっているのは、通常は2WDで走行し、駆動輪がスリップするような滑りやすい路面になると4WDに切り替わるというものです。

 

これにはセンターデフの性質によるものなのですが、初期のものはシリコンを封入したものをセンターデフの中に入れ、回転差で生まれる摩擦熱によってシリコンが膨張、その膨張する力でクラッチを押しつけ4WDになるというビスカスカップリングというものを使っていましたが、最近のものは電気信号によってセンターデフ内のクラッチを操作し、能動的に2WDにしたり4WDにしたりすることができるようになっています。

 

ただ、4WDの状態ですとフリクションロスが大きく燃費を低下させてしまうので、普段は2WDとして機能し、いざというときだけ4WDになるという制御方法が使われています。
FFやFR駆動モデルと同時に販売されている4WDのほとんどがこの方式を採用しています。

 


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